極私的日記。in新宿区喜久井町 | 男子自ら進んで厨房に入るべし

極私的日記。in新宿区喜久井町

ご無沙汰で日記をアップします。またまた頑張ろうかなと。

でもあれです。料理関係なしです。


昨日分け合って、というか偶然、早稲田大学の近くに行く事にしました。そんな折、時間が空いたので残寒の寒空の中2時間くらい新宿区喜久井町を彷徨ってみることにしたわけですがここが意外に俺のお気に入りスポット。


そう。何を隠そう夏目漱石に所縁の深い場所なのです。(写真参照)

                       夏目坂

夏目漱石といえば前代の千円札のおっさんな訳ですが、おっさんと呼んではならない俺の心に深く刻まれた文豪なのです。

代表作は皆さんご存知のあれやあれやあれやあれ(以下割愛)…はい。いっぱいありますね。


まぁその中で「こころ」という作品が激しく俺の心に残っているわけですが、そんな小説の中の情景や人物を頭に甦らせながらお散歩してたら、鼻が真っ赤になりました。この本、何度も何度も読み返しても新しい発見を俺にくれるのよね。

                     こころ

興味のある人はhttp://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/773_14560.html で読めますが、とりあえず買ってもいいでしょう。その先に漱石先生の何かを感じ取ってもらえればと。  

今の時代、一見して豊かになりました。

俺は今日もお腹一杯に夕飯を食べました。ビールも2本飲めました。

明治時代の混沌と激動を経て大正、昭和の激動と日本社会の事情は大きく変わったといえるでしょう。

 でもここに生き、日々暮らし幸せになりたいと考え、いじらしくも、儚くも、様々な営みをしている人間の本質は変化してないと。

「この本の持つ一貫したサビシサと人間の良悪。そして登場人物の相互のバランス。欧米と日本の二項対立の図式で無いもう一つのモノ。」 そんなことを考えながら、マックのコーヒーがオカワリ出来る事に驚きそして赤くなった鼻を噛んだのです。

はい。極個人的日記でした。 そろそろ桜だー。

戸山公園では梅がシボンでいましたがそれはそれで綺麗だと思った。


自分にとっての大切な人やモノよ大切にしようと思った春先の一日。